金融庁が、大分銀行に対して業務改善命令を出したという記事。
「九州財務局によると、今年2月に杵築支店で5億3800万円の公金を流用する事件が発覚。本部の事務センターでも1000万円の着服事件が見つかった。いずれも前回の改善命令以前から続いていた犯罪だった。今年3月と4月、別の2支店で税金や投資信託の購入資金を流用する事件が発生。住宅ローンの不適切な勧誘、個人情報漏れも見つかった。」
5億円以上という多額の横領事件が発生するなど、相当ずさんな感じがしますが、この銀行の2007年3月期の税引き前利益は136億円あり、内部統制の重要な欠陥の目安よりは低いので、内部統制監査はパスできるのかもしれません(もちろん、実際に発生した不正金額だけで判断するわけではありませんが)。
内部管理態勢の充実・強化に関わる業務改善命令について(PDFファイル)
株式会社大分銀行に対する行政処分について
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