会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

取締役のスキル一覧、開示社数5倍 経営の判断材料に(日経より)

取締役のスキル一覧、開示社数5倍 経営の判断材料に
東エレクや森永製菓、初めて記載
(記事冒頭のみ)

取締役のスキル・マトリックスを公表する上場会社が増えているという記事。宝印刷が集計したデータに基づいた記事のようです。

「取締役の持つ能力や求められる役割を見える化した「スキルマトリックス」の導入が進んでいる。2021年3月期の株主総会の招集通知では採用企業が370社超と前年の5倍になった。経営方針や重点戦略、課題などが浮き彫りになり、株主が中長期視点で先行きを判断する上での材料になる。」

「スキルマトリックスは取締役会の意思決定や監督に必要な知見や経験を示す。今年6月改訂のコーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)で「取締役会の機能発揮」の具体的な取り組みとして、上場企業に公表が求められた。」

「株主総会の招集通知を開示した21年3月期決算の約2300社について宝印刷が集計した。スキルマトリックスを開示した企業は371社で前年の5倍に膨らんだ。全体に占める割合は3%から16%に上昇した。」

具体例として挙がっているのは...

・東京エレクトロン(「財務会計・資本市場との対話」)
・森永製菓(「ESG・サステナビリティ」)
・三井物産(専門性を持つ地域や事業を明記)

そのほか、記事の表では、東急不HD、丸紅、三井不、ANAHD、郵船の例を挙げています(IT・DX、公的機関、街づくり、安全、海外勤務経験)。

取締役会スキルマトリックスの作成における確認点(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)

「スキルマトリックスの作成は、自社の経営戦略の実現に向けて取締役会体制が適切である旨を、株主・投資家に示すことを目的としています。株主・投資家側から見ると、取締役会が十分に機能を発揮しうるかをチェックすることが可能になります。」
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