循環取引などの不正が発覚した大証2部上場の大水が監理銘柄に指定されたという記事。
「大水は今月13日、元営業部長が不正な売買を繰り返し、最大で11億円の損失が見込まれると発表。弁護士や公認会計士らで構成する調査委員会が不正の解明を進めている。」
サンマの架空売買繰り返す? 大阪の水産会社が循環取引
不正の内容についてはこちらの記事に比較的詳しく出ています。
「水産卸の大水(大阪市)は13日、同社の元営業部長が複数の取引先を利用して、冷凍サンマなどの架空売買を繰り返していた疑いがあると発表した。取引先数社に計11億円の損失が出ており、弁済のため08年9月中間決算に特別損失を計上する。
同社によると、元部長は職に就く前後の2~3年前から架空取引を行っていた。実際には倉庫にある商品を動かさず伝票だけで売買が成立したように装うなどして、売り上げがあったように見せかけていた。伝票上は、商品が複数の取引先を渡り、大水に戻ってくる「循環取引」もあるという。」
モノの動きと名義の動きが一致していないからといって、直ちに不正だということにはなりませんが、不正がやりやすい状況ではあります。
平成21年3月期第2四半期報告書提出遅延及び 当社株式の監理銘柄(確認中)指定の見込みに関するお知らせ(PDFファイル)
過年度決算訂正の可能性に関するお知らせ(11月14日付)(PDFファイル)
最近の「不正経理」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事