厚生労働省社会保障審議会年金部会の専門委員会が、厚生年金基金廃止の方向が妥当とする意見書をまとめたという記事。ただし、一部存続論の併記されているそうです。
「意見書は廃止を妥当とする理由を「(積み立て不足)問題を放置することは厚生年金本体の将来の財政リスクを高めることにつながる」と説明。厚生年金本体からの不足分の補填(ほてん)については「モラルハザード(倫理観の欠如)は避けるべきだ」とし、運用の失敗で損失を膨らませた企業側に最大限の負担を求めた。」
廃止になれば、代行部分は退職給付会計の範囲から外れることになるのでしょう。年金資産のうち代行部分の掛金にあてられる部分は国に移管され、退職給付債務は代行部分に対応する分だけ減額になります。詳しい会計処理の指針はASBJが検討すると思われますが、該当する会社は予定外の損益が出そうです。
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