最近の監査人交代事例です(4月13日発表分)。
1.エ ー ア イ テ イ ー(東証プライム)
公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)
ひびき監査法人→SCS 国際有限責任監査法人、の交代です。
ひびきに対する処分の勧告を理由に挙げています。
「監査役会は、2023 年1月 20 日に公認会計士・監査審査会より金融庁長官に対し、ひびき監査法人に対して行政処分その他の措置を講ずるよう勧告があったことも踏まえ、新たな会計監査人の選定も視野に入れ、複数の監査法人の比較検討を行ってまいりました。」
後任については...
「同監査法人の品質管理体制、専門性、独立性、監査体制及び監査報酬等を総合的に勘案した結果、当社の会計監査が適正かつ妥当に行われることを確保する体制を備えているものと判断した」とのことです。
現監査人の就任年は、2021 年です。
2.カンセキ(東証スタンダード)
公認会計士等の異動に関するお知らせ (PDFファイル)
新日本→かなで監査法人 、の交代です。
監査継続園数を理由にしています。
「同監査法人の監査継続年数は長期にわたっており、新たな視点での監査が必要であるとの理由により、他の監査法人と比較検討を行ってまいりました。」
後任については...
「当社の事業規模に適した新たな視点での監査が期待できることに加え、会計監査人に必要とされる専門性、独立性、品質管理体制及び監査報酬の水準を総合的に勘案した結果、当社の会計監査人として適任であると判断した」とのことです。
現監査人の就任年は、1983 年です。たしかに長い。
3.インターライフホールディングス(東証スタンダード)
会計監査人の異動に関するお知らせ(PDFファイル)
仰星監査法人→OAG監査法人、の交代です。
「監査環境の変化等により監査工数及び監査報酬が増加傾向にあることから、当社の事業規模に適した監査対応と監査費用の相当性等について総合的に検討した結果」とのことです。
現監査人の就任年は、2008 年です。