証券監督者国際機構(IOSCO)による国際監査・保証基準審議会(IAASB)の国際サステナビリティ保証基準(ISSA)5000を支持する声明の公表について
金融庁ウェブサイトによると、証券監督者国際機構(IOSCO)が、2024年11月12日、国際監査・保証基準審議会(IAASB)の国際サステナビリティ保証基準(サステナビリティ保証業務に関する全般的要求事項(ISSA 5000))を支持する旨のプレス・リリースを公表したとのことです。
プレスリリース(一部)のグーグル翻訳(一部修正)。
「IOSCO が IAASB の国際サステナビリティ保証基準 (ISSA) 5000 に対する支持声明を発表
IOSCO Issues Statement of Support on the IAASB’s International Standard on Sustainability Assurance (ISSA) 5000
IOSCO 理事会は、国際監査・保証基準審議会 (IAASB) が国際サステナビリティ保証基準 (ISSA) 5000、サステナビリティ保証業務の一般要件、および他の IAASB 基準への適合および結果的な修正案を最終決定するという重要なマイルストーンを達成したことを祝福します。
IOSCO は、ISSA 5000 の開発ライフサイクルを通じて IAASB が実施した広範かつ徹底したアウトリーチ プログラムに注目しており、この期間中に IAASB の多くの活動に積極的に参加できたことを嬉しく思っています。
IOSCO はこの作業に対する支持を改めて表明し、すべてのサステナビリティ保証プロバイダーを対象とする保証基準に対する一般のニーズに応えて、この基準をタイムリーに開発した IAASB を称賛します。
最終基準は、IOSCO が 2023 年の報告書と公式声明で示した主要な考慮事項と所見に対応したものです。IOSCO は、この基準がサステナビリティ関連情報に対する高品質の保証をサポートし、市場に提供されるサステナビリティ関連情報の一貫性、比較可能性、信頼性を高める可能性があると考えています。最終基準は、IAASB の実装支援資料( implementation
support materials)の開発計画やその他の能力構築の取り組みと相まって、投資家に提供されるサステナビリティ関連情報への信頼を高めることに貢献できます。」
金融庁が加盟しているIOSCOがこういっているわけですから、日本の基準もISSA5000をベースにしたものとならざるを得ないのでしょう。
日本公認会計士協会の会長もISSA5000を支持するという趣旨の会長声明を出しています(→当サイトの関連記事)。