最近の監査人交代事例です(2025年2月28日発表分)。
1.カヤック(東証グロース)
公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)
トーマツ→監査法人 A&A パートナーズ、の交代です。
「経済状況を背景とした会計監査人の監査報酬の高騰の状況のなかで、これまでの当社の監査報酬も年々増加していることから、当社の企業規模に応じた監査報酬水準の適切性の確保に加えて、新たな視点での監査が期待できるということ、さらには、当社に適した監査対応の観点にて検討を行い、専門性、独立性、品質管理体制、監査実績及び当社グループ全体での監査の効率性等を総合的に勘案した結果」とのことです。
A&A パートナーズを選んだ理由。
「監査等委員会が監査法人 A&A パートナーズを公認会計士等の候補者とした理由は、新たな視点での監査が期待できることに加え、専門性、独立性、品質管理体制及び監査報酬等について総合的に勘案した結果、当社の会計監査人として適任と判断したためであります。 」
現監査人の就任年は、2010 年です。
(この交代とは関係ありませんが、A&A パートナーズのウェブサイトに「一部の検索サイトにおいて表示されている弊監査法人職員の年収額等について」という注意喚起の文書が掲載されています。)
2.リリカラ(東証スタンダード)
会計監査人の異動に関するお知らせ(PDFファイル)
清陽監査法人→トーマツ、の交代です。
監査人の統一が理由です。
「当社の親会社である株式会社ティーケーピーの会計監査人である有限責任監査法人トーマツを選任し、両社の会計監査人を統一することで会計監査及びガバナンスの有効性、効率性の向上が図られることから、適任であると判断したためです。 」
現監査人の就任年は、2019 年です。