“新型MSCB”という新株予約権を用いた資金調達がにわかに人気を集めているという記事。野村證券が売っているそうです。「CB」という言葉が入っていますが、社債ではありません。
「今回のスキームは、まず新株予約権そのものを引き受けた野村が、市場動向を見ながら段階的に権利を行使。そして行使した分の金額が発行会社に入る際、野村が一定期間行使しなければ、発行会社が強制的に指定数の新株予約権を行使させる条項や、逆に行使させない停止期間に関する条項が付いている。
またこの際、野村は市場価格より1割ほど安い水準で新株予約権を行使できる。関係者によると、野村は新株予約権の行使で手にした発行会社の株を機関投資家に向けて手放し、その投資家との関係強化などにも生かしている。」
悪名高いMSCBとは、(一応)別物のようです。
記事で名前が挙がっていた島精機製作所のプレスリリース。
第三者割当による行使価額修正条項付第2回新株予約権(行使指定・停止指定条項付)の発行に関するお知らせ(PDFファイル)
(プレスリリースより)
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