プライム適合も市場移行相次ぐ 千趣会などが変更(記事冒頭のみ)
東証プライムの上場基準を満たしているのにスタンダードに移行する企業が、9月22日に相次いだという記事。
「東証プライム市場の上場維持基準を満たしながらスタンダード市場へ変更する企業が相次いでいる。」
記事で名前が挙がっているのは、ゴールドクレスト、千住会、前沢給装工業です。
上場していることが重要というコメントが載っていたゴールドクレストのプレスリリースを見てみると...
スタンダード市場への選択申請の決定に関するお知らせ(ゴールドクレスト)(PDFファイル)
「2023年3月31日時点において、当社はプライム市場の全ての上場維持基準に適合してお りますが、今後、自己株式の取得を進めた場合、流通株式比率の低下により、プライム 市場の上場維持基準(流通株式比率35%以上)に適合できなくなるおそれもあるため、機動的な株主還元策を実施することについて難しい判断が求められる状況となっておりま す。
スタンダード市場へ移行することにより、自己株式の取得を含めた株主還元手段の多様化とより機動的で柔軟な資本政策が可能となり、中長期的な株主価値向上に資すると判断したため、今般、選択申請を行うこととしました。」
日経へのコメントとは違って、株主価値向上を理由にしています。
日産車体は、基準を満たせず、移行します。
産車体、スタンダードへ市場移行(日経)
記事によれば「大株主で投資ファンドのエフィッシモ・キャピタル・マネージメント(ECM)から保有株が流通株であることを示す書類が得られず、東証に提出できなかったため」とのことです。