日産ゴーン事件のゴーン氏が保釈されたことについて、検察庁が全庁的に怒り狂っているという記事。
「「これが許されるなら日本の刑事司法は崩壊する」(幹部)と猛反発している。
「地裁は証拠隠滅の恐れが低いと判断したのではない。それを認めたのに保釈決定を出した。全庁的に怒り狂っている」。ある検察幹部は憤りを隠さない。
地検の久木元(くきもと)伸次席検事は「事件関係者に対する働きかけを企図していたと認めた上、保釈を許可したのは誠に遺憾」と裁判所の決定内容に言及する異例のコメントを出した。」
裁判所が自分たちの言いなりになるのが当然という思い上がりがあるようです。「全庁的に怒り狂っている」そうですが、ひとりぐらい人質司法をやめてガラパゴス状態から脱却しようという人はいないのでしょうか。
検察幹部「裁判所は完全にひよっている」 ゴーン氏保釈(朝日)
元日産会長ゴーン被告が3週間ぶり保釈-黒スーツ姿で拘置所出る(ブルームバーグ)
「ゴーン被告は保釈後に発表した声明であらためて無実を主張。「誰一人たりとも自白強要を目的としていつまでも独房監禁状態に置かれるべきではない」と述べ、起訴事実について徹底的に争う意向を示している。また日本の司法当局による自らの扱いを批判し、キャロルさんとの接触禁止について「非道で不必要だ」と述べた。」
保釈前の記事。
日本でのゴーン被告の扱い注視、仏大統領-妻は「恥ずべき対応」批判(ブルームバーグ)
「マクロン大統領は首脳会談後の声明で、ゴーン被告には「全ての仏国民と同様に、推定無罪の原則と領事保護を適用される資格がある」と指摘。フランスは日本の司法制度の独立性を尊重するとも付け加えた。」
日本にも推定無罪の原則はあるはずですが...
「キャロルさんは電子メールで発表した声明で、「東京で夫の身に起きていることについて、私だけでなく、司法制度に基づく保護や敬意、平等を合法的に求めている全ての人が懸念している」と述べ、ゴーン被告に「公平な裁判で自己弁護できるという最も基本的な権利」を与えられるべきだと主張した。」
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