ADI.Gという石川県金沢市の会社の倒産(→当サイトの関連記事)の続報。粉飾決算をしていたとされていましたが、債権者説明会が開催され、簿外債務の規模が明らかになったようです。
「東京商工リサーチ金沢支店によると、会社側は不適切な決算が10~15年前から行われたことを認め、決算書に計上されていない債務は30億円以上に上るとした。」
こちらも石川県の会社の倒産記事。
12月20日に金沢地裁に民事再生法の適用を申請し同日、弁済禁止の保全処分及び監督命令を受けたとのことです。
2011年6月期には約25億5700万円を計上していましたが...
「しかし、近年は少子化に伴い結婚式の需要が減少したほか、同業他社との競合もあり2015年6月期の売上高は17億1326万円と20億円を割り込んだ。2018年6月期の最終赤字により債務超過に転落。その後は「新型コロナウイルス」感染拡大の影響もあり、2021年6月期の売上高は6億8230万円にまで落ち込み、億単位の最終赤字を計上するなど、財務内容は悪化した。コロナ関連融資を利用するも、金融機関にリスケジュールを要請。2024年6月期は一部借入返済を実施するもリスケジュールを継続するなど厳しい資金繰りが続いていたところ、自主再建を断念し今回の法的措置を選択した。」
新型コロナにとどめを刺されたということでしょうか。
負債総額27億405万円とのことです。