会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

IASB、保険契約の会計処理の向上に向けての提案に関して一般との協議を開始

IASB、保険契約の会計処理の向上に向けての提案に関して一般との協議を開始

ASBJのホームページより、IASBで保険契約の会計基準に関する一般との協議が開始され、2010年には新しい会計基準を公表するというプレスリリース。

「本ペーパーでは、保険者は次の3つのビルディング・ブロック(基礎的要素)を使用して保険負債を測定すべきであると提案している。
・契約上のキャッシュ・フローの、明示的で、バイアスのない、市場と整合的で、確率で加重された現在の見積り
・貨幣の時間価値に関して、将来キャッシュ・フローの見積りを調整する現在の市場における割引率
・市場参加者がリスク負担(リスク・マージン)に対して、また、もし必要であればその他のサービス(サービス・マージン)に対して要求する明示的でバイアスのないマージンの見積り」

要するに、保険契約から発生するキャッシュ・フローを見積もって、その現在価値を負債として計上するということになります。保険契約ですから、キャッシュ・フローに確率で重みをつけるという点が重要になるのでしょう。

なお、この件は当サイトではすでに取り上げています。プレスリリースの原文もこちらから。→関連記事

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