会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

東亜建の17年3月期、最終赤字72億円 不正工事で特損156億円(日経より)

東亜建の17年3月期、最終赤字72億円 不正工事で特損156億円

東亜建設工業が、不正工事の影響で2017年3月期が大幅赤字になるという記事。

「東亜建設工業は27日、2017年3月期の連結最終損益が72億円の赤字(前期は60億円の黒字)になりそうだと発表した。工事費用が見通せないとして、従来は予想を示していなかった。福岡空港の地盤改良などでデータ改ざんが発覚し、工事のやり直し費用156億円を特別損失に計上する。」

「同社は、工事のやり直しに伴う費用について「現時点で必要な費用は全て今期の特別損失に織り込んだ」と説明。来期以降の追加費用の計上は見込んでいないという。」

特別損失の計上、業績予想の修正及び配当予想に関するお知らせ(東亜建設工業)(PDFファイル)

「当社が施工した地盤改良工事において発生した施工不良等について、修補に係る費用等を合理的に見積もった結果、施工不良関連損失として、特別損失に約 156 億円を計上する見込みとなりました。 」

不正工事に関連する資料はこちら。

地盤改良工事における施工不良問題(東亜建設工業)

URLが「apologize」になっているところにも謝罪の気持ちが込められている?

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不正工事問題は2016年5月に発覚したものです。本来は、2016年3月期に損失計上すべきですが、同期の有報を見ると、偶発債務の注記でお茶を濁していたようです。


(東亜建設工業2016年3月期有報より)
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