東証・大証1部上場の通信販売大手の「ニッセン」が、05年12月期までの3年間で、在庫商品の評価損の過大計上などにより約6億5000万円の申告漏れを指摘されていたという記事。
「関係者によると、同社は03~05年の間、通信販売用に売れ残った在庫商品について、時間の経過による破損や流行遅れなどで価値が簿価よりも下がったとして、評価損を計上した。しかし、国税局は、類似商品の評価や過去の評価事例などからみて「まだ十分に価値がある」と判断し、評価損を認めなかった。」
企業経営からすれば、売れ残り商品はすぐに廃棄して、廃棄損に対応する税金分のキャッシュを早く回収した方がよいということになりますが、環境問題からすれば、そのような商品廃棄を促進するような税制でいいのかという疑問は感じます。
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