大王製紙(東証プライム)が、6月29日の定時株主総会に諮る会長の取締役再任案を撤回したという記事。
「株主総会の前に開いた取締役会で検討した結果、議案の取り下げを決めた。大王製紙は「株主の十分な信任が得られていないと受け止めざるを得なかった」としている。佐光氏は2011年に社長就任。21年から代表権のある会長を務めていた。」
「前日までの議決権行使の状況から、可決が難しい情勢になったとみられる」とのことです。
第111回定時株主総会付議議案の一部撤回のお知らせ(大王製紙)(PDFファイル)
「佐光正義氏は、これまで、常務取締役、専務取締役、取締役副社長、代表取締役社長を経て、現在は代表取締役会長を務めるなど、当社およびグループ会社における豊富な経営経験と実績を有していることから、当社は、当社グループの持続的な成長への貢献を期待し、同氏を引き続き取締役候補者としておりました。
しかし、昨日までの議決権行使状況から、株主の皆様の十分なご信任が得られていないものと受け止めざるを得なかったため、佐光正義氏より、取締役候補者の地位を辞退する旨の申入れがありました。
この辞退の申入れを受け、当社取締役会は、慎重に検討した結果、同氏を取締役候補者とする議案を撤回することといたしました。」
ちなみに、こういう本が最近出ています。
宣伝文より。
「しかしその裏ではギャンブルよりも血がたぎる、現会長佐光一派による井川家排除のクーデターが実行されていた。
「大王製紙から井川家を排除し、自らの地位を盤石とするために、佐光は300億円も無駄金を上乗せして会社に損害を与えた。「他人のカネ300億円で買った社長の座」は、さぞかし温く心地良いことであろう。これこそ特別背任ではないか。しかも、私の金額の3倍である。有罪とすれば懲役12年だ。」(本文より)
大王製紙を舞台にした血みどろ裏切りノンフィクション!」