ESG情報開示基準の設定主体をつくろうとしているIFRS財団に、日本がカネを出すという記事。
「日本がESG(環境・社会・企業統治)の世界共通基準づくりに参画する。金融庁などは、基準づくりを担う新団体を設立するIFRS財団に対し、中長期にわたる運営資金を拠出する方針を伝えた。欧州連合(EU)が先行するESG分野での世界共通の基準づくりに積極的に関与し、日本としての意見を反映させる狙いがある。」
「環境に貢献する事業を定めた「EUタクソノミー」では日本企業が強みを持つハイブリッド車が除外されるなど、不利益も目立ち始めてきた。このためESGマネーを日本国内に呼び込むには、情報開示で日本企業に不利になるのを防ぐ必要があると判断した。」
今後、IFRS財団の新しい基準設定主体の成果物を、日本企業や日本政府が利用することもあるでしょうから、応分の費用負担をするのは当然だとしても、カネを出したから言いなりになってくれるとは考えない方がよいのでは。
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