カシオ計算機の開発部門の元部長が約4億4千万円の不正流用をしていたという記事。
「カシオによると、元部長は07~15年、取引先の会社の役員と共謀し、不正に発注した試作品の代金が自分のところに回ってくるようにしていた。不正発注は約300件あり、元部長は社内調査に不正を認めたうえで、個人的な遊興費として使ったと説明しているという。
元部長が担当を離れた後の16年6月、内部通報を受けて調査を始めたという。カシオは「決裁権が元部長にあり、チェック機能が働かなかった」として、今後は再発防止に取り組むと説明している。」
試作品の金額が妥当かどうかは、担当部門以外ではチェックしづらいのでしょう。
また、この部長が一番悪いのは確かですが、取引先に対しても、不正に協力させないようにする仕組みが必要なのでは。
当社元従業員による不正行為について(カシオ計算機)
「本件は、当社元従業員が取引先の当時取締役の協力を得て、2007年から2015年の間、正規の取引を装って、試作品等の不正発注を繰り返し、代金を自らに還流させ私的に流用したものです。社内調査の結果、不正流用金額は約4億4千万円と判明いたしました。」
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