会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

EY、2023年度グローバル業務収入は過去最高の500億米ドル弱(EY Japan)

EY、2023年度グローバル業務収入は過去最高の500億米ドル弱

EYは、2023年9月13日、2023年6月期(FY23)の業績を発表しました(上記リンクはグローバルのプレスリリースの日本語訳)。

(プレスリリース原文はこちら→EY reports record global revenue results of just under US$50b

「EYの全世界における業務収入(以下、売上)は494億米ドルと、現地通貨ベースで前期比14.2%増(米ドルベースでは9.3%増)となりました。これはEY史上最高の売上であり、著しい成長を続けているEYの歴史において、最も成功した年度のひとつとなりました。」

1年でAIに14億ドル投資したそうです。

「EYはFY23に、監査品質、イノベーション、テクノロジー、人材36億米ドルを投資しました。これは、3年間で100億米ドルの投資を行うとFY21に表明したコミットメントの一環です。この投資のうち14億米ドルをAIに投じ、統合プラットフォーム「EY.ai」を立ち上げました。」

サービスライン別の売上は...

どのサービスラインも伸びていますが、4年間の年平均成長率で見ると、アシュアランス(監査業務など)は見劣りするようです。

人材に関しては...

「FY23には、グローバル全体でパートナー、プリンシパル、エグゼクティブディレクター、ディレクター(PPEDD)への昇進者の36%が女性でした。当年度のPPEDDへの昇格者は全体で2,216名と、EYの組織の強さと将来への自信を反映する過去最大規模の人数となりました。

EYのグローバル組織全体の人員数も増え、EYメンバーファームのパートナーを含むメンバーの総数は、8.2%増の395,442名となりました。当年度は470万人がEYに応募し、その中から12万2,000名が採用されました。全体の定着率は79.3%に達しました。」

395,442名の在籍者に対して、新規採用が12万2,000名ですから、単純計算で、3.2年で人が入れ替わることになります。すごい流動性です。

昇進者の36%が女性ということで、女性の幹部登用に関しては日本より進んでいるのでしょう。

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