会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

(再掲)責任に時効なし―小説巨額粉飾 (単行本)

責任に時効なし―小説巨額粉飾
責任に時効なし―小説巨額粉飾嶋田 賢三郎

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当サイトにいただいたコメントで知ったのですが、カネボウ粉飾事件を扱った小説(社名は変えています)が出たようです。宣伝によれば、著者はカネボウの元・常務取締役兼常務執行役員・財務経理担当とのこと。さっそく書店で探してみましたが、出版元が無名なためか置いておらず、お勧めできる本かどうかは未確認です。アマチュアによる565ページの小説に挑戦してみたい方はどうぞ。何か新しい情報があるかもしれません。

(補足)

夕刊フジのサイトに著者へのインタビューが載っています。

カネボウ巨額粉飾…被疑者にされたサラリーマンの叫び
http://www.zakzak.co.jp/gei/200811/g2008111031_all.html

「嶋田氏は財務経理担当役員だった2005年7月に当時の社長、副社長とともに証券取引法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕された。

5年間に2150億円の粉飾決算を共謀したとして4大監査法人の1つ、中央青山の公認会計士4人も逮捕される異例の展開をたどり、嶋田氏は02年度の粉飾を主導したとされたのだ。

02年度の資料だけが紛失した上、社長に決算を報告した当時の記憶が思いだせないという並の小説では想定し得ない苦境に立たされる。(中略)

中央青山側から資料が見つかるドンデン返しですんでで起訴を免れた。」

(補足2)

19日の日経夕刊に書評が出ていました。星印5つです。「「三十年にわたる経営者と会計士における無責任の連鎖」の中で、ついに力尽きた経理担当重役による実録」だと評しています。

「恐ろしいのである。無能な経営者の権力欲と名誉欲、そして彼らと歩んだ労組の専横などが、よってたかって百二十年の歴史をもつ名門企業を食いつぶしてしまったのだ。いくら事実の公表を迫っても、粉飾を強要する経営者の念頭にあるのは「欲」だけだ。」

経営者の「欲」に抵抗することなく巻き込まれてしまった会計士も無責任かもしれませんが、この本の著者も経理担当の取締役だったわけですから少なからず責任はあるはずです。
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