海外で捻出した資金約3500万円を私的に流用したとして「西松建設」海外事業部の元副事業部長が業務上横領容疑で逮捕されたという記事。
「調べでは高原容疑者は05年11月、同社が香港に設立したペーパーカンパニーの口座に預けてあった資金のうち30万ドル(約3540万円)をフィリピンの自分の銀行口座に送金し横領した疑い。」
「同社は官公庁発注の大型土木工事が主力事業で、香港や東南アジアでも実績がある。東南アジアで建設工事を請け負った際、実際より高く受注費を計上する経理処理で裏金を捻出し、香港の口座にプールしていたとされ、特捜部は裏金作りの経緯や使途についても調べを進める。」
大掛かりな仕掛けの割りに横領額はそれほど大きくありません(少額でもありませんが)。この記事にあるように、裏金スキーム全体を暴くことが検察の狙いなのでしょう。
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