免税店を運営する会社が、税務調査で約1億円の所得隠しを指摘されたという記事。
「免税店運営を手掛ける「ALEXANDER&SUN」(東京・新宿)が東京国税局の税務調査を受けて2014年12月期までの3年間で約1億円の所得隠しを指摘されたことが20日、関係者の話で分かった。法人税の追徴税額は重加算税を含めて約4千万円。すでに修正申告した。訪日外国人客急増の影響で近年、売上高が急増していた。
関係者によると、同社は決算期末に残った在庫の一部についての経理処理で経費を過大に計上したとされる。過去の納税に過大納付などがあったため、実際の納税額は1千数百万円にとどまったもよう。」
売上が急増していたそうです。
手口は期末在庫の操作というよくありそうなものですが、「過去の納税に過大納付などがあった」ということですから、税金を払いたくないからやったというより、単に事務処理がずさんだっただけなのかもしれません。記事によれば、会社は「意図的、組織的な行為ではない」といっているそうです。
免税店運営会社、3年間に所得隠し1億円 東京国税指摘(朝日)
「民間信用調査会社によると、「爆買い」に象徴される旺盛なインバウンド消費を追い風にし、13年12月期に約50億円だった売り上げを、15年12月期には約480億円と10倍近くに伸ばしたという。
関係者によると、同社は決算期末に残った商品を棚卸し資産(在庫)に一部、計上していなかったなどとされる。税務上、期末の在庫が少なければ売上原価が増えるため、結果的に課税対象となる所得は少なくなる。」
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