富士フイルムホールディングスで、ニュージーランド子会社に引き続いて、オーストラリアでも不正会計が見つかったという記事。(日経は東芝事件では「粉飾」や「不正」という言葉を好まず、「不適切」といってきましたが、ここでは新たに「不備」という言葉を使っています。)
「富士フイルムホールディングス傘下の富士ゼロックスのニュージーランド子会社で発覚した会計問題を巡り、オーストラリアでも会計処理の不備がみつかったことがわかった。4月中旬時点で累計220億円と見込んでいた損失額は膨らむ可能性がある。」
「関係者によると、富士ゼロックスの豪州拠点でもリース取引に絡む会計問題があったほか、日本でも不適切な処理があったという。当初、約220億円(純利益段階)と想定していた損失額は、一連の調査により300億〜500億円規模に増える可能性がある。
リース取引は顧客との取引条件が複雑なため、精査に時間がかかっており損失額はなお流動的だ。ただニュージーランドでの不適切な会計処理は数年にわたるなど影響は直近の17年3月期だけでなく、16年3月期以前にも出る。過去に発表した決算は一部、訂正が入る見通しだ。」
第三者委員会の報告書受領日 及び2017年3月期決算発表日に関するお知らせ(PDFファイル)
会社は6月12日に決算発表を行うといっています。調査報告書もそのときに公表するそうです。
当社連結子会社に関する一部報道について(PDFファイル)
日経の報道に関して、会社は肯定も否定もしていません。
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