「倫理規則実務ガイダンス第1号「倫理規則に関するQ&A(実務ガイダンス)」」 及び「公開草案に対するコメントの概要及び対応」の公表について
日本公認会計士協会は、倫理規則実務ガイダンス第1号「倫理規則に関するQ&A(実務ガイダンス)」を、2022年12月15日付で公表しました。
「2022年7月25日開催の定期総会において承認された改正倫理規則の適用上の留意点や具体的な適用方法の例示を実務上の参考として示すために」取りまとめられたものとのことです。
非保証業務以外に関する項目については、2022年9月20日に仮公表済みでしたが、このたび非保証業務等に関する項目の内容が確定したことから、一体として確定版を公表するものです。
本実務ガイダンスでは、倫理規則の内容のうち、以下の事項に関するQ&Aを取り扱っています。
- 守秘義務
- 職業的専門家としての行動
- 利益相反
- 贈答及び接待を含む勧誘
- 違法行為への対応
- 独立性に対する概念的枠組みの適用
- 報酬
- 監査業務の依頼人への就職
- 監査業務の依頼人に対する担当者の長期関与とローテーション
- 監査業務及び保証業務の依頼人に対する非保証業務の提供
- 用語集
中身としては、従来の「職業倫理に関する解釈指針」から引き継いだもの、国際会計士倫理基準審議会(IESBA)公表の「報酬」及び「非保証業務」等に関するスタッフQ&A文書のうち、我が国においても有用と認められることからQ&Aとして追加するもの、日本独自にガイダンスを示すことが適切と考えてQ&Aを追加するものが含まれています。
全部で200ページ弱のQ&Aです。「倫理規則実務ガイダンス第1号「倫理規則に関するQ&A(実務ガイダンス)」の概要」(PDFファイル)という資料もついています。ガイダンスの概要については、そちらをどうぞ。