国民1人あたり10万円を配る特別定額給付金で、オンライン申請の方が郵送より支給が遅くなりかねない事態になっていることなどを挙げて、オンライン行政のお粗末さを批判している日経社説。
「政府はマイナンバーカードを使った給付金のオンライン申請システムを作り、郵送より早く受給できると利用を促した。ところが実際は自治体の作業量が増え逆に時間がかかることがわかり、オンライン受付の中止が相次いでいる。
政府の申請システムは実質的に入力情報をメールで送る機能しかない。内容のチェックは、自治体の多くが受け取った情報を紙に印刷し、住民基本台帳と目視で照合する。申請内容に不備が多く、確認作業に追われているのが遅れの原因だ。自治体の業務の流れについて、政府の理解が足りなかったといわざるを得ない。」
オンラインといえば、大手監査法人では、オンラインによる残高確認を始めているようですが、うまくいっているのでしょうか。「作業量が増え逆に時間がかかる」ということでなければよいのですが...。
当サイトの関連記事(「特別定額給付金」のオンライン申請を打ち切る自治体の記事について)
(補足)
給付金ネット申請を簡単に 加古川市が全国初のシステム(神戸新聞)
「兵庫県加古川市は27日、国民1人10万円の特別定額給付金について、マイナンバーカードを持っていなくても、市のホームページからオンライン申請できるシステムを独自に作ったと発表した。同市内の各世帯に同日発送した申請書に記されている「照会番号」や世帯主の名前を入力し、本人確認書類や振込先の通帳などの画像を送れば手続きできる。」
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