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監査・保証基準委員会有識者懇談会(2023年2月27日)の議事要旨等の公表について(日本公認会計士協会)

監査・保証基準委員会有識者懇談会(2023年2月27日)の議事要旨等の公表について

日本公認会計士協会の監査・保証基準委員会有識者懇談会(2023年2月27日開催)の議事要旨・会議資料などが公開されました。

この懇談会は、協会の監査・保証基準委員会の附属機関であり、委員会の答申等の取りまとめに当たり、有識者の意見をきいて、社会的な合意のある規範の策定を行うことを目的とする会議です。

いくつかの議題の中で、比較的すぐに実務に影響がありそうな項目としては、「監査報告書の文例」と「財務報告に係る内部統制の監査」の改正があります。以下、会議資料より、簡単に紹介します。

前者の監査基準報告書 700 実務指針第1号「監査報告書の文例」の改正は、倫理規則の改正(2022年7月)で、「監査業務の依頼人がPIE(社会的影響度の高い事業体)である場合、報酬関連情報(監査報酬、非監査報酬、報酬依存度)の開示が、要求事項として新設された」ことへの対応です。これに関係する監査証明府令改正案はすでに出ています。

(会計士協会会議資料より)

後者の財務報告内部統制監査基準報告書第1号「財務報告に係る内部統制の監査」の改正は、金融庁の企業会計審議会内部統制部会から基準案が出たことへの対応です(その後確定)。

実務に影響がありそうな数値基準については...

(同上)

スケジュール表によると、2023年4月に公開草案が出るようです。

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