政府税制調査会に法人税改革を議論する検討グループが作られるという記事。
「3月から実質的な議論を始め、特定の業界・企業向けに法人税を安くする「租税特別措置」を見直して財源をひねり出す方策や、法人減税が景気に与える影響などを検討する。」
課税ベースの拡大ということでは、先日の日経記事で報じられた繰越欠損金の問題もあるわけですが、そちらの方は、大臣が否定しているようです。
法人税の繰越控除で「縮小検討の事実はない」と麻生財務相(Sankeibiz)
「麻生太郎財務相は4日の閣議後会見で、企業が赤字決算となった場合にその額を翌期以降の黒字から差し引ける「繰越控除制度」の縮小を検討するという一部報道について「検討している事実はない」と否定した。」
特別措置の縮小は正しい方向だと思いますが、欠損金の方は、期間を通算すれば同じ所得でも、赤字になったり黒字になったりというような損益のぶれが大きい企業が不利になるということですから、理屈からするとおかしい感じがします。
麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(金融庁)
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