粉飾決算(「架空の売り上げ計上」)の容疑で、「プロルート丸光」(東証スタンダード)の筆頭株主だったコンサル会社ウェルスブラザーズの代表が、東京地検に逮捕されたという記事。プロルートの元社長や前社長も逮捕されています。
「特捜部によると、3人は2021年6月に共謀し、プロルート社の同年3月期連結決算で、営業損失が約3900万円、経常損失が約5500万円、純損失が約6500万円だったにもかかわらず架空の売り上げを計上。営業利益約6300万円、経常利益を約5400万円、純利益が約4300万円と偽った有価証券報告書を近畿財務局に提出した疑いがもたれている。」
架空売上であれば、悪質ではありますが、利益への影響は1億円を少し上回る程度です。刑事告発がなされなかった東芝の粉飾決算と比べるとごみみたいな金額です。
同社は、(粉飾決算ではなく)新型コロナウイルス治療薬の開発に関する虚偽の発表をしていた疑惑で、任意で調べられていたことが8月に報じられていました。
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ちなみに、会計監査人であったなぎさ監査法人が期中退任しています(その時点では後任未定)。2023年3月期や直近の第1四半期は意見不表明でした。
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問題のコンサル会社の「ボ ードメンバー」というページを見ると、取締役ではありませんが、顧問として、元国税庁長官、特別顧問として、元金融庁総務企画局長が写真付きで紹介されています。
(ウェルスブラザーズのウェブサイトより)
安倍首相とも近い関係 迫田英典氏こそ森友問題のキーマン(2018年)(日刊ゲンダイ)