金融庁長官が「節税保険」について生命保険各社のトップに「苦言」を呈したという記事。
「複数の関係筋によると、遠藤長官は15日に開催された生保トップとの意見交換会で、法人向け定期保険について「厳しい収益環境の中でのトップライン維持のために、過去を顧みず、問題がある商品を販売するという姿勢はいかがなものか。経営のあり方として美しくない」と述べた。
いわゆる「節税保険」には、加入期間が一定期間を過ぎると保険金が段階的に増える「逓増型保険」などがあり、金融庁は企業の節税や財テクに使われていないか目を光らせてきた。」
「遠藤長官は「認可申請時には経営者向けの保障商品と説明しながら、販売の現場では保障以外の部分が強調されている」と指摘。節税効果の強調は、保険の本来の意義とは異なるとの見方を示した。
そのうえで「申請時の説明内容と実態が大きくかい離しているなら、商品認可制度の意義さえ問われる」と話し、商品審査の透明性を高める方針を示した。」
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