大証ヘラクレス上場の不動産会社「ライフステージ」とその子会社が、民事再生法の適用を申請し、保全命令を受けたという記事。負債総額は子会社分をあわせて121億円。
「ライフステージによると、米サブプライム住宅ローン問題の影響で不動産市況が冷え込み、銀行も融資姿勢を厳格化したため、昨年5月ごろから資金繰りが急速に悪化した。」
最近のよくあるパターンといえます。
不動産開発のライフステージ倒産、負債総額121億円
こちらの記事によれば、この会社は「神戸ミッドポート」という複合商業施設などの開発を手がけており、現在その工事はストップしているそうです。請け負っていたゼネコンは大丈夫なのでしょうか。
当社の民事再生手続開始の申立てに関するお知らせ(PDFファイル)
「平成19 年夏に発生したサブプライムローン問題の影響により不動産市況が急激に悪化したため、当社においても開発プロジェクトの中断や物件売却の延期等をせざるを得ない事態が生じ、当社の業績は急激に悪化するに至りました。さらに、平成20 年に入ると金融機関が不動産開発事業に対する融資姿勢を厳格化させたことから、当社は同年5 月頃より金融機関からの資金調達が困難となり、資金繰が急速に悪化し運転資金の確保にも窮することになりました。」
結局は資金繰りです。
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