東証2部上場の大和システムが、民事再生法の適用を申請し、保全命令を受けたという記事。負債総額は633億円だそうです。
「2008年9月のリーマン・ショック以降の不動産市況低迷で、資金繰りが悪化。私的整理の一つである事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)の利用を6月に申請し、経営再建を目指したが、スポンサー候補が支援を断念したため法的処理に踏み切った。」
民事再生手続開始の申立てに関するお知らせ(PDFファイル)
資金繰り悪化の直接の原因は、棚卸資産の滞留だったようです。
「マンション分譲事業の大幅な下振れ、共同事業(JV)先の破綻による計画の大幅な修正及び遅延、投資家向け収益物件開発事業において、物件引受先のキャンセルによる自社保有物件の増加などから、多額の棚卸資産がバランスシートに滞留しました。」
不動産事業ほか
東証2部上場
大和システム株式会社
民事再生法の適用を申請
負債633億円(帝国データバンク)
ADRポータルサイト
最近の「企業会計」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事