会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

「棚卸資産の評価に関する会計基準」の公表

【企業会計基準】

企業会計基準委員会は、「棚卸資産の評価に関する会計基準」を2006年7月5日付で公表しました。

適用は、2008年(平成20年)4月1日開始事業年度からですが、早期適用も認められています。

新基準適用による変更差額については、特別損失に計上する方法も容認されていますが、これにうっかり乗るのは危険です。前期以前に棚卸資産の評価が簿価を下回っていた(しかも当期末(あるいは中間期末)までに回復しなかった)のに、評価減していなかったことを自白するようなものだからです。本当に原価法(強制評価減あり)と低価法の差として説明がつくのか、公認会計士・監査審査会あたりから注目されることでしょう。

関連記事
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「企業会計基準委員会」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事