公認会計士・監査審査会事務局長へのインタビュー記事。
「・・・監査法人が不正の芽をチェックできるポイントはいくつもあるはずだ。1つひとつの会計処理や動きはクロとは言えないが、つなぎ合わせてみるとクロに近くなるというケースがある。例えば、新株の引受先などで英領バージン諸島の「私書箱P.O.BOX 957」を所在地とするSPC(特別目的会社)が登場することがある。
ここは問題企業の不正ファイナンスに使われるケースが多い。それすら知らないし、気づかない監査法人もある。そもそもケイマン諸島などにも節税ができて、インフラも整っているオフショアセンターがあるのに、なぜわざわざバージン諸島なのか、といった疑いを持つ必要はあるだろう。“甘い”監査法人は、そこに気づかない。」
全体として中小監査事務所に批判的なようですが、大手の問題点についてもふれています。
「大手監査法人は組織や人材はある程度しっかりしているが、それでも内部にばらつきはある。大手は地方の会計事務所を統合しながら拡大してきた歴史もあり、その点で本部と地方などの差もあるようだ。」
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