金融庁ウェブサイトによると、全国銀行協会において「スタートアップ支援に関する申し合わせ」が行われたとのことです。
「令和4年12月23日、金融庁は、経営者保証に依存しない融資慣行の確立をさらに加速させるため、経済産業省・財務省とも連携の下、「経営者保証改革プログラム」を公表し、同日付で、金融関係団体等に対し、個人保証に依存しない融資慣行の確立に向けた取組の促進について要請したところです。
当該要請文では、スタートアップ・創業企業に対する柔軟な対応についても要請しているところ、令和5年1月19日、一般社団法人全国銀行協会より、当該要請内容を踏まえた「スタートアップ支援に関する申し合わせ」が公表されました。」
スタートアップ支援に関する申し合わせについて(2023年1月19日)(全国銀行協会)
対象・範囲(「設立後3年以上10年未満を目安とした企業、かつ、優れたアイディアや技術による事業を通じて、社会の発展やイノベーションを起こすことに貢献することが期待できる企業」)、融資判断、保証・担保、その他成長支援(「人材マッチング事業や出向等を通じて、経営を支える人材供給に対応」など)という5項目について、定めています。
そのうち、「保証・担保」について。
安易な個人保証求めず 新興に融資促進 全銀協申し合わせ(日経)(記事冒頭のみ)
「全国銀行協会は19日、スタートアップの支援に力を入れて取り組んでいく方針を加盟行で申し合わせた。不動産などの担保や経営者の個人保証に頼らず、事業価値や将来性に着目した融資の促進で起業しやすい環境の整備に貢献する。」