米EYなど、自閉症スペクトラム障害(ASD)を抱えた人を雇用している事例を紹介した記事。
ニューロ・ダイバーシティーというそうです。
「EYは、ASDを持つ人材を雇用し、社内でサポートしている数少ない大企業の1つだ。こうした採用は、社会的コミュニケーションが困難な人に適した、専門性の高い技術職に集中する傾向が高い。
こうした事例はまだ少数にとどまっている。米マイクロソフト(MSFT.O)のプロジェクトでは数十人程度。最近採用を始めたコンサルタント会社デロイト・アンド・トーチDLTE.ULは8人のみ。米パソコン大手のデル・テクノロジーズ(DELL.N)は2018年夏に3人を採用し、今年はその数を倍にする予定だ。
一方、雇用ニーズは飛躍的に高まっている。
2024年までに110万件のコンピューター関連の求人が出ると見込まれているが、米国の卒業率はそのニーズに追いつかない、とデルで退役軍人や障害者の採用を担当するルー・キャンディエロ氏は指摘する。「有能な人材を集めるためには、考え方を改める必要がある」
世界全体で推定7000万人とも言われるASDを抱える人々のうち、約8割が無職もしくは著しく能力以下の仕事に従事していることを考えると、この「ニューロ・ダイバーシティー(神経多様性・脳の多様性)」層には大きな可能性がある。」
「EYのニューロ・ダイバーシティー・プログラムのリーダーを務めるハイレン・シュクラ氏は、採用した若い男性スタッフが変貌を遂げた例を挙げた。
この男性は以前、実家で両親の支援を受けて生活していた。だが最近、彼の父親が亡くなると、自分で家を購入し、母親の面倒を見るために新居に呼び寄せることができたという。」
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