東証上場のノリタケカンパニーリミテドの旧子会社(10月に吸収合併)で、経理担当の元社員が経理のデータを改ざんし、着服を繰り返していたという記事。被害額は約3億7300万円と見込まれるそうです。
「ノリタケカンパニーリミテドによると、元社員は長年経理を担当。受取手形を現金化する際、現金の一部を着服し、発覚しないようデータ改ざんを繰り返していた。」
これだけでは手口はよくわかりませんが、受取手形による売掛金の回収を正しく網羅的に記帳していなかったのかもしれません。
不正を行った社員は10月に(自ら?)不正を申し出たそうです。合併の際の帳簿引き継ぎ作業の中で発覚したのでしょうか。
当社元従業員による不正行為に関するお知らせ(PDFファイル)
「影響は限定的かつ軽微である」ため過年度決算の修正は行わないそうです。プレスリリースをみると、たしかに過去5年間の業績に与える影響はほとんどありません。しかし、直近5年間の影響がないということは、4億円近い不正のほとんどが、5年超のもので、それだけ長期間発見できなかったことになります。
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