昨日も取り上げましたが、「ユニオンホールディングス」(東証2部上場)の株を対象にした相場操縦事件で、同社社長らが逮捕されたという記事です。
「横浜容疑者と8人は07年4月ごろ、共謀して取引終了間際に高値の買い注文を出す「変動操作」や、売り手と買い手が連絡を取り合って同じ値で売買する「なれ合い取引」、売りと買いの注文を同時に出す「仮装売買」といった不正な取引を繰り返して、ユニオン社の株取引が活発に行われているように一般投資家に見せかけ、市場で株価をつり上げた疑いが持たれている。」
証券取引法(現金融商品取引法)違反容疑による当社役員の逮捕及び強制捜査に関するお知らせ(PDFファイル)
同社プレスリリースによれば「当社の関与は一切ございません」とのことです。
ユニオンHD社長「おれは金融屋」 実業置き去り「ハコ企業」
資金調達が目的か ユニオンHD株価操作、予約権行使図る
記事によれば、警察は「横浜容疑者らが株価をつり上げることで予約権を行使させ、資金調達を図ろうとした疑いがある」(したがって会社のためにやった)とみているようですが、むしろ、予約権の行使価格以上に株価をあげることにより、予約権の保有者に利益を与えようとしたのでしょう。
証券詐欺師―ウォール街を震撼させた男
Gary Weiss
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