会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

「日本企業の不正に関する実態調査(2010年)」の結果について(KPMG)

「日本企業の不正に関する実態調査(2010年)」の結果について

株式会社KPMG FASと有限責任 あずさ監査法人は、上場企業を対象に実施した「日本企業の不正に関する実態調査」の結果をネット上で公表しました。

調査先は上場企業全3,803社の財務・経理担当役員で、アンケートの回収は515社(回収率約14%)です。

プレスリリースより、調査結果の要点を抽出してみました。

・「過去3年間に不正が発生した」と回答した企業の割合は35%

・不正が発生したと回答した企業のうち、74%の企業で横領が発生しており、29%の企業で粉飾が発生

・横領のカテゴリーの中で最も多い不正の種類は「現金の横領」(54%)

・不正が発生したと回答した企業のうち34%が内部通報により発覚したと回答。しかし、「横領」、「粉飾」では、業務処理統制および管理者によるモニタリングによる発覚が最も高くなっている(横領:36%、粉飾:34%)。

・不正が発生した企業のうち14%が海外拠点もしくは海外との取引で不正が発生したと回答
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