楽天の中期戦略や2015年12月期連結決算を取り上げた記事。
前期決算では、のれんの減損を計上したようです。
「楽天は同日(注:2016年2月12日)、2015年12月期連結決算(国際会計基準)で、フランスの電子商取引(EC)子会社「プライスミニスター」や電子書籍サービス「楽天コボ」の「のれん」などで381億円の減損損失を計上したと発表した。フランスのEC市場の競争激化や電子書籍市場の立ち上がりの遅れなどを織り込んだ。この結果、当期利益は前年比37.1%減の444億円に落ち込んだ。
売上収益は前年比19.2%増の7135億円と過去最高となった。」
(ロイターの記事で「非米国一般会計原則(Non-GAAP)ベースの営業利益」でいっているのは変です。楽天はIFRSなので「非米国一般会計原則」なのは当たり前です。正規の会計基準に基づかいない数値という意味なのでしょう。)
個別決算ではもっと大きな損失を出しています。
楽天、電子書籍子会社のkobo株式を減損処理 「事業計画に遅れ」(ITmedia)
「楽天は2月12日、関係会社株式評価損623億円を個別決算に計上したと発表した。電子書籍子会社Rakuten Koboなどが含まれるという。」
減損損失の計上についてのお知らせ
決算短信・説明会資料
(楽天決算説明資料より)
ストックオプションや減損を除いたところでは増益だと強調しています。
成長続いた楽天、海外事業で減損の「誤算」
過去最高の売上高でも8年ぶり減益の理由(東洋経済)
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