平成29年公認会計士試験論文式試験(8月25日から27日にかけて実施)の試験問題が公表されました。
監査論と会計学(午後)の問題を中心にちらっと見てみました。
監査論は、他の監査人等の利用に関する問題と、売上と売掛金の相手先別月次推移を示して、留意点、監査対応などを答えさせる実務的な問題でした。どちらも素直な問題だと思います。
会計学の方は、リース取引(計算と論述)、企業結合(計算と論述)、自己株式(論述)、ヘッジ会計・振当処理(論述)(難しい)、退職給付(論述)、連結計算問題(一部論述)でした。
会計学で気になった問題は...
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/e2/ffa1e0952f2a11793cbd20b0d737d725.png)
ライブドアで事件後、経営者がライブドア株を会社に贈与したという例があったと記憶しています。個人的には、現行基準とは違いますが、利益計上するaの方法(現金で受贈+自己株取得)が正しいのではないかと考えが変わりました。
その他、経営学の最初の問題では「ハーフィンダール・ハーシュマン指数」という、ほとんど聞いたことがないような用語が登場しています。数十年前とは、だいぶ試験内容が変わっているようです。(会計士協会の報告書で、監査業界の寡占度の尺度として出てきたような...)
当サイトの関連記事