東京商工リサーチの調査によると、2018年の上場企業の倒産は1社だけだったそうです。
「2018年の上場企業の倒産は、6月に会社更生法を申請した海洋掘削事業の日本海洋掘削(株)(負債904億7,300万円、東証1部)の1件(前年2件)にとどまった。平成の30年間の上場企業倒産は累計233件に達した。バブル崩壊後に先送りされた不良債権処理、金融危機、リーマン・ショックなど、国内外の想定外の事態に翻弄されたが、後半5年間は累計6件と沈静化をみせた。」
平成最初の上場企業倒産は、マルコーという会社でした。
「1989年1月からの平成30年間の上場企業の倒産は、累計233件(負債合計21兆9,087億500万円)だった。バブル真っ只中の1989年、90年は上場企業の倒産はなく、平成初の上場企業倒産は1991年(平成3年)8月に会社更生法を申請したリースマンション分譲の(株)マルコー(負債2,777億4,000万円、店頭上場)だった。」
負債額の最大は、2001年のマイカルでした。
「平成の30年間で負債額の最大は、2001年(平成13年)9月に民事再生法を申請した(後に会社更生法に移行)総合スーパーの(株)マイカル(東証・大証1部など5市場)で、負債は1兆6,000億円だった。次いで、2017年(平成29年)6月の自動車部品製造のタカタ(株)(負債1兆5,024億円、民事再生法、東証1部)、1996年(平成8年)10月の住宅ローン保証の日榮ファイナンス(株)(同1兆円、商法整理、東証2部)、2000年(平成12年)5月の信販・クレジットカード業の(株)ライフ(同9,663億円、会社更生法、東証・大証1部)、同年7月の百貨店の(株)そごう(同6,891億円、民事再生法、東証1部)と続く。」
こちらは昨年末の下上場企業の倒産事例です。
イーター電機工業(株)(東京商工リサーチ)
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