税理士試験は、受験者数や合格者数が減っているだけでなく、受験者の高齢化も進んでいるという記事。
「(税理士の高齢化が進んでいるため)若い人材を会計事務所サイドでは求めているが、税理士試験の受験者を年齢別に見ても、40歳以上が増えている一方で、それ以下の年齢層で受験者が減っている。」
「税理士は中小企業経営者の参謀役とよく言われるため、ある程度の年齢と人生経験を積んでいることが求められるが、それにしても税理士業界の高齢化は極端だ。サラリーマンと違い、定年退職がないことで高齢化に拍車を掛けているが、試験に合格して業界に入ってくる税理士のタマゴも高齢化していることが影響している。そのため、若者を増やし、業界自体の活性化を図るべきとの声も少なくない。ただ、若者の中からは、「就職難と違い、大手企業に就職できる時代にあって、難しい試験を受けてまでも税理士を目指す価値が有るのか」、「20~30歳代を受験勉強だけで過ごすのはもったいない」との声もある。」
「若い人でも受かりやすい試験制度を模索していく必要がある」ともいっていますが、例えば、若者が受かりやすい一発勝負型の試験にすると、会計士試験と受験者層が重複することにもなり、なかなか難しそうです。
日本全体が高齢化しているのですから、あきらめるしかないのでは。人口動態に勝つのは簡単ではないでしょう。(会計士も同様)
(注:記事の2番目のグラフが間違っているようです。)
平成28年度税理士試験 5科目合格者は756人に減少(KaikeiZine)
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