経営破綻した日本振興銀行のペイオフで、預金者は、元本1000万円を超す預金とその利息の総額のうち、25%しか仮払いされないという記事。
「預金保険機構が振興銀の資産内容を査定した結果、回収見込みのない不良債権が大量に判明。融資先の連鎖倒産も加わり、破綻時に4300億円あった貸出金の評価額は600億円にまで目減りした。また、商工ローン大手SFCGから買い取った債権について、利息制限法の上限金利(20%)を超えて受け取った金利分の返還を請求される可能性があることなどから、負債額が約2800億円増えた。」
概算払ではありますが、25%というのは、低い数値です。過去の決算に問題はなかったのでしょうか。日本でのペイオフ第1号で、初めて預金者に負担が生じるわけですから、当局は当然きちんと調べるべきでしょう。破綻した年度に発生した要因だけで、こんなに悪化するのというのは、ありえなくはありませんが、非常に不自然です。
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