PwC pays £427,000 damages over valuation work(Accountancy Ageより)
2010-04-28
英国のPWCが、評価業務を巡る損害賠償請求の訴訟で、42万7千ポンドの支払いを命じられたという記事。
4人の原告は、ヘルスケア施設の建設と運営にかかわるPFIプロジェクトに入札するために用いられた会社の株式を、PWCによる株式評価ののちにBarclays銀行の子会社に550万ポンドで売却しましたが、銀行が11カ月後に転売した際の価格は約4000万ドルでした。
In January 2006, the four sold shares in Ryhurst Limited, a vehicle they had used to bid for PFI projects which involved the building and operating of health care facilities.
They accepted £5.5m from a subsidiary of Barclays Bank after a valuation by PWC in May 2005.
But the bank sold the shares on just 11 months later for around £40m, an increase of 736%.
判事は、PWCの評価業務に職務怠慢があったとして、原告に42万7000ポンドの賠償金を認めました。銀行の得た利益と相当差があるのは、この取引では銀行が強い立場だったので、適正な評価が行われていたとしても、最高で650万ポンドぐらいであり、しかもその価格で売れる確率は75%ぐらいなので、こうした賠償額になったそうです。
Mr Justice Vos - who ruled PwC in "breach of the valuation engagement" - said that Dennard, Gearon, Turner and Dixon were entitled to £427,000 in total damages between them for their "loss of chance".
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