PwC Japan監査法人、サステナビリティ保証の初期研修を監査部門所属の対象者全員を含む2,000人超が受講完了
先日の日経でも取り上げていましたが(→当サイトの関連記事)、サステナビリティ情報の保証業務の初期研修を2,000人を超える社員・職員が受講完了したというPwC Japan監査法人のプレスリリース(2024年11月18日)。
監査部門所属の対象者全員が含まれているそうです。
研修は初期と実践の2段階に分かれていて、2000人超が完了したのは初期研修の方です。実際に保証業務を行うには実践研修が必要なようです。
「PwC Japan監査法人では「2030年に統合思考・報告のリーディングプロバイダー」「統合監査のリーディングプロバイダー」になることを目指しており、サステナビリティ情報開示・保証基準策定に係る最新動向を把握するとともに、PwCのグローバルネットワークを活用し、各国の状況について情報収集に努めています。
サステナビリティ保証に関しては、研修を初期研修と実践研修の2段階に分け、初期研修を幅広いメンバーが早期に受講完了しておくことで、実際に保証のニーズが多く発生した際に速やかに対応できる体制としています。
初期研修は、サステナビリティの概要のほか、サステナビリティ保証の定義、国内外の監査・保証基準、保証業務の概要について学ぶ内容となっています。
実践研修は、スコーピング(保証業務の範囲の決定)や重要性の基準値の設定、リスク評価とアサーションの利用、内部統制システムの検討などを含む、保証業務の詳細について学ぶものです。財務会計の監査人がサステナビリティ保証も実施することによる、監査人・被監査会社双方の効果・効率性を最大限に発揮する内容となっています。実践研修については、実際にサステナビリティ保証に従事する予定のあるメンバーを中心とする戦略人材から受講を開始しています。」
(戦略人材とあまり戦略と関係のない非戦略人材がいる?)
たぶん、他の大手監査法人も似たような研修はやっているのでしょう。