会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

カイカ、M&Aの対価の一部に仮想通貨を充当(日経より)

カイカ、M&Aの対価の一部に仮想通貨を充当

ジャスダック上場のカイカが、M&Aの対価の一部を自社発行の仮想通貨で支払うという記事。

「システム開発のカイカは24日、同社が手掛けるM&A(合併・買収)の対価の一部を、同社が発行する仮想通貨「CAICA(カイカ)コイン」で支払うと発表した。これにより、2018年10月期に約6000万円の仮想通貨売却益を計上する方針。同社によると、同社の監査を担当する東光監査法人の確認がとれているという。」

自社が発行する通貨なので、「売却益」というよりは「通貨発行益」という感じでしょうか。

カイカ側で、通貨保有者に対して何らの義務も負わないというのなら、負債ではなく、利益なのでしょうが、そんなうまい話があるものなのでしょうか。

受け取る方も、現金の代わりにこの仮想通貨を受け取って、何かメリットがあるのでしょうか。

会社のプレスリリース。

(開示事項の経過)e ワラント証券株式会社、EWARRANT INTERNATIONAL LTD.および EWARRANT FUND LTD.の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ(カイカ)(PDFファイル)


(プレスリリースより)

このコインに関する説明。

CAICAコインについて(カイカ)(PDFファイル)

この説明によると、コインでカイカから何か買えるようです。ということは、利益ではなく、前受金では。(といっても、このコインで買えるモノ・サービスに、どのくらいの価値があるのかはよくわかりません。)

たぶんこの通貨。

https://zaif.jp/trade/cicc_jpy
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「企業会計」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事