大阪大大学院の教授(63歳)が出張費の虚偽請求などで2004年以降、計約9195万円を不正に受け取っていたという記事。
「阪大によると、××教授は04年4月に着任した際、岡山県内に自宅があるとして架空の賃貸借証明書を提出し、今月までに住居手当と通勤手当計1473万円を受け取った。実際は年間の約半分は東京の知人宅などに滞在し、東京―大阪間の交通費を出張費として申請。東京滞在中の宿泊代や日当も受け取ったとしている。大阪では学内施設に宿泊していたという。
さらに、研究調査目的として国内外へ学生や家族らを伴った出張を繰り返していたが、大学は「ほとんどの出張で調査の成果物が存在せず、業務とは認められない私的な旅行」と判断。09~18年度に604件計7522万円の研究費の不正使用があったと認定した。」
教授側は事実誤認があると主張しているそうです。
大学のプレスリリース。
「職員の処分等」及び「教員における手当の不正受給等」について
内部通報がきっかけだったそうです。
「(1)平成 30 年 7 月 18 日に、本学大学院高等司法研究科教授並びに知的基盤総合センター長のA教授が、公的研究費の不正使用をしている疑いがあるとの通報が、本学監査室にあった。
≪通報の概要≫
1)毎年欧州各国を学生と一緒に旅行(ゼミ旅行)しており、A教授は調査・研究の出張として旅費申請しているが、その成果を示す研究実績等はほとんど存在せず、旅費申請したレンタカー代やガソリン代を学生からも別途徴収しているようである。
2)A教授が、用務外私用と思われる国内外旅行を旅費申請している。」
大学のウェブサイトより。
https://www.osaka-u.ac.jp/sp/entrance/edge/02.html
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