(訂正)「2024 年5月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正及び2024 年5月期第3四半期報告書の訂正報告書の提出に関するお知らせ(PDFファイル)
ジェイフロンティア(東証グロース)のプレスリリース(2024年12月11日)。
2024 年5月期第3四半期決算短信を訂正し、同四半期報告書の訂正報告書を提出するとのことです。
会社は、会計監査人から、一部の広告売上取引における売上高及び原価の計上について疑義を指摘されたため、特別調査委員会を設け、その結果を受領しています(11月12日付け開示)。(調査報告書は→特別調査委員会の調査報告書に関するお知らせ)
「当社は、特別調査委員会の調査結果を踏まえ、広告取引にて不正な目的で過大に計上されていた売上266百万円、原価253百万円並びに販売費及び一般管理費9百万円を取り崩すとともに、誤謬により過少となっていたEC広告費206百万円及び営業外費用1百万円を追加計上いたしました。また、会計監査人からの指摘により、広告取引にて本人取引として売上及び原価を総額計上していたものにつき、代理人取引として純額で計上を行うこととし、売上及び原価をそれぞれ240百万円取り崩すことに加え、販売費及び一般管理費1百万円を追加計上いたしました。」
(上記プレスリリースより)
赤字が増えてしまったようです。
遅れていた有価証券報告書(2024年5月期)は、12月11日に提出していますが(監査意見は無限定)、内部統制報告書は、重要不備あり、かつ、評価結果不表明でした。内部統制監査報告書も意見不表明です(監査人は監査法人アヴァンティア)。
財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ(PDFファイル)
内部統制報告書の評価結果不表明及び内部統制監査報告書の意見不表明に関するお知らせ(PDFファイル)
監査人の指摘により虚偽表示が発覚したわけですが、四半期のみの訂正で済み、本決算は、有報提出は遅れたものの無限定にもっていけたので、監査の役割は果たされたのでしょう。