非財務情報に関する誤解があるというコラム記事。
「問題は、なぜか「非財務情報イコール社会・環境問題に関する事項」だと解される場合が多いことだ。財務情報として過去の数字を並べた後、いきなり「木を植えています」「ゴミを捨てています」といった記載が続く、アニュアルリポートと企業の社会的責任(CSR)リポートを単に合冊したような「統合報告書」が散見されるのも、こうした誤解に基づくものだ。
CSR情報が非財務情報なのではない。企業の将来像を定性的に語ることにこそ本旨がある。投資家は企業の将来に資金を投じる。故に将来に関する骨太なストーリーを求める。企業が将来どの位企業価値を向上させるかを見極め、カギとなる要素を確認する。そのために必要な事業の将来仮説、企業全体としてどこにどう資源を配分するのかの仮説を語ってほしいのだ。」
経営全体を説得力をもって語れるようにならないと、これからの開示担当者はつとまらないのでしょう。(会社に語るべき戦略が何もない場合は、困ってしまいますが)
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