KPMGは、2020年9月期のメンバーファームの年間合計収入などを発表しました。ビッグ4事務所のうち他の3事務所は3か月近く前に発表済みでしたが、決算期の関係でKPMGだけが遅れていました。
「KPMGインターナショナル(チェアマン:ビル・トーマス)は、2020年9月30日までの事業年度において、メンバーファームの年間合計収入が292.2億米ドルに達したことを発表しました。2020年度総収入は上半期好調にスタートしたものの、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の影響もあり、下半期は鈍化に転じました。
2020年度のグローバル総収入は292.2億米ドル、2019年度は297.5億米ドル
増収率はパンデミック前の5%から、2020年度末までに-1%に低下」
「146の国と地域に及ぶ全従業員数は約227,000人」
他の3事務所はかろうじて増収を確保していましたが、KPMGが若干の減収だったようです。
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「KPMGインターナショナル チェアマンのビル・トーマスは、次のように述べています。
「KPMGのグローバルな組織、ならびに混乱に満ちたこの一年間におけるメンバーファーム間の協力やクライアントに対する支援を、非常に誇りに思います。私たちにとっての最優先事項は、従業員の健康と安全です。...革新的な変化が生じているこの時代に、KPMGは引き続き、クライアント向けの強力なソリューションの創出を目指します。そのため、私たちが行うすべての業務の品質およびグローバルでの一貫性を維持することを目的として、テクノロジー、イノベーションおよび人材に対する50億米ドルの複数年投資を継続しています。...」」
「COVID-19感染拡大期に、生き残りをかけた企業が政府の緊急財政援助を求めて金融機関に殺到した際には、何千人ものKPMGのスタッフが当該制度および申請手続きの管理支援に参加し、資金援助の迅速な提供に貢献しました。」
日本でいえば、持続化給付金の事務局をデロイトがやっているようなことでしょうか。
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