会計不正が企業に与える影響および不正発覚後の事後対応における主な留意点
最近の会計不正事例を分析した解説記事。主に証券取引所から改善報告書の徴求や特別注意銘柄の指定措置を受けた企業を取り上げています。
発覚件数推移、手口別、拠点別・関与者別といった観点で傾向を見ています。
取引所の措置を受けた企業が一覧になっているのも参考になります(ただし会社の実名は示していない)。
不正が起きてしまった場合の事後対応の留意点にもふれています。
「企業の内部管理体制等を改善するためには、調査に基づく徹底した原因分析や、企業の実情に即した再発防止策の策定・実行および実行状況のモニタリングが欠かせません。会計不正が発覚した企業はこれら全てに誠実かつ真摯に向き合う必要があります。今は問題が起きていない企業においても他社の事例を参考に、平時から十分検討をしておくことが、事後対応の成否を分けるでしょう。」(「おわりに」より)